長崎市で18日まで国際会議の分科会が開かれ、学生や起業家などが平和な世界の実現に向けて何ができるかを話し合いました。
このなかでサッカー日本代表の森保一監督は「平和とサッカー」と題して講演しました。
サッカー日本代表 森保 一 監督
「2つの被爆地で育ち生活してきたからこそ」
「仕事をする上でも平和のことを考え、人にも伝えていきたい」
平和への思いを語ったのは、長崎市出身で広島のチームにも在籍したサッカー日本代表の森保 一監督です。
18日までの2日間、長崎市で開かれた国際会議「長崎ピース・プレナー・フォーラム」で「平和とサッカー」をテーマに講演しました。
このフォーラムは、18歳から32歳までの若者が集う国際会議「ワン・ヤング・ワールド」の分科会です。
約15の国から学生や起業家など400人あまりが参加し、平和な世界の実現を目指して意見を交わしました。
登壇した森保監督は、サッカーを共通言語に価値観が異なる人とつながった経験や、平和に向けてスポーツが果たす役割などについて話しました。
サッカー日本代表 森保 一 監督
「チーム内でお互いを尊重しないとチームはできない、1つの何かに向かって挑むことはできない」
「ルールがあって競い合うサッカーやスポーツというのは平和につなげられる何かヒントがあるのではないか」
そして、若い世代に「主体的に行動してよりよい世界をつくってほしい」などと呼びかけました。
小学2年生
「戦争とかけんかとかいじわるとかがないことが平和だと思う」
高校生
「ただ争うだけでなく、監督が言っていたように競い合うような世界をつくりたい」
主催した「ワン・ヤング・ワールド長崎協議会」は、ここでつながった長崎と世界の若者が平和を目指す新たな取り組みを始めることを期待しています。
ワン・ヤング・ワールド長崎協議会 調 漸 会長
「自分達でもできることがあると気付いたのだと思う」
「(今後は)年間を通じた若者を集めて育成していくようなことができたらいいなと」