北陸三大祭りの一つ「三国祭」が、港町・坂井市三国町で幕を開けました。19日午前中に神事が執り行われ、初日から地元の人たちや観光客らでにぎわい、町は祭りに沸いています。
      
19日午前10時すぎ、三国神社では地元の人たちが参列して神事が執り行われ、4人の巫女が「浦安の舞」を奉納しました。祭りの安全と町の繁栄が祈願され、三国祭の幕開けです。
   
三国祭の見どころは豪華な武者人形を乗せた山車です。山車の奉納は地区ごとに当番制となっていて、3年に一度、森町区に順番が巡ってきます。
 
山車の巡行は祭りの中日・20日で、6基の山車が三国神社へ奉納されます。山車を保管している小屋では、出番を待つ武者人形が静かにその時を待っていました。
 
森町区の区長は「(他の)武者人形の鎧が赤なのであえて青にした。一番山車で先頭に並ぶので目立つように。三国の町は細い路地で出店もあるため狭く舵をとりながら巡行する迫力を見てほしい」と意気込んでいます。

訪れた人たちは「屋台の食べ物が美味しそう」「楽しい」「(山車の)迫力がありすごい」「剣がかっこいい」と祭を楽しんでいました。また地元が三国で帰省してきたという母親は「雄大な山車と町の人の活気に元気をもらえる。三国がいいところというのを(子どもに)知ってほしい。小さいので分からないと思うが三国祭に来て良さを知る機会にしたい」などと話していました。
  
路地では多くの露店が開店の準備に追われていました。
 
三国祭は19日から3日間開かれ、20日には子供たちの祭囃子にあわせて、山車が港町を練り歩きます。

福井テレビ
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