これから増える熱中症への対策に一丸となって取り組もうと、官民連携による香川県熱中症対策ネットワーク会議が5月19日、高松市で開かれました。
ネットワーク会議は今回初めて開かれたもので、香川県や県内の自治体民間事業者などの関係団体が参加しています。19日の初会合では、2024年の県内の熱中症による搬送者数が1012人でこれまでで最も多くなったことや、熱中症警戒アラートが44回発表され増加傾向にあることなどの現状が報告されました。
そして夏会期の開催を控える瀬戸内国際芸術祭では、休憩場所の確保や日傘の貸し出しといった対策を取るなど、参加した団体から今後の取り組みが報告されました。
(香川県健康福祉部 長尾英司部長)
「県、市町、関係機関が県民や客に対して工夫を凝らして啓発をしていく。県全体で連携できることは連携していく」
ネットワーク会議では現状や対策について情報共有を強化し熱中症ゼロを目指したいとしています。