富山市の文化会館で、営利目的で使用した際の加算料金が請求されていなかったことがわかりました。

請求漏れは過去5年間だけでも、総額800万円あまりとなっています。

請求漏れがあったのは、富山市の文化施設「婦中ふれあい館」です。

富山市によりますと、会館を商品の販売会や企業説明会など営利目的とした使用の場合、使用料に加算して請求することが条例で定められています。

しかし「婦中ふれあい館」ではこれまで、この加算分の請求がされず、請求漏れは申請書が残る令和2年度以降の5年間分だけでも195の団体、総額で843万8千円余りとなります。

去年秋に行った3年に一度の監査によって初めて判明したもので、富山市はこれまでの請求漏れ分を利用者に遡って追加で請求することを決め、今月26日に請求書を発送し、来月20日までの支払いを求めることにしています。

「婦中ふれあい館」を担当する富山市企画管理部は「組織として気づけず恥ずかしいこと。使用申請書のチェック体制を強化し、再発防止に取り組みたい」としています。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。