米不足が叫ばれる中、福岡県北九州市では19日、子供たちが元気いっぱい田植えに挑戦しました。
田植えに挑戦したのは、北九州市門司区の柄杓田小学校の全校児童19人です。
この体験は食への関心を高め、のどかな田園風景が広がる地域の魅力を知ってもらおうと毎年行われています。
子供たちは慣れない泥に足を取られながらも、ひとつひとつ丁寧に「夢つくし」の苗を植えていました。
◆2年生
「楽しかった」
Q.どうやって食べたい?
◆2年生
「おにぎりとしょうゆかけご飯!」
その前日、田植えは福岡県うきは市でも行われていました。
◆記者リポート(18日)
「見渡す限りの棚田が広がっていますが、こちらでは『棚田のオーナー』による田植えが行われています」
約400年の歴史があり、日本棚田100選にも選ばれている「つづら棚田」。
ここで進められているのが、後継者不足などで耕作が放棄された田んぼのオーナーになれる制度です。
年間4万円の「オーナー料」で田植えや稲刈りを体験できるほか、米27キロに加え、山菜や味噌などを年4回に分けて受け取ることができます。
今回3回目の参加だという家族は…。
◆3回目の参加の家族
「米ができるまでを(子供に)体験させたくて」
Q.自分たちで作ったお米の味は?
◆3回目の参加の家族
「おいしいよね」
「おにぎりがおいしい。普通のおにぎりよりめっちゃおいしい」
昨今の米価格の高止まりについて、参加した女性は…。
◆参加者
「主婦は悲鳴をあげています。1粒1粒の大事さを感じたいと思って参加しました」
◆うきは市 うきはブランド推進課 中嶋丈貴 係長
「このつづら区で農家も減っているし、植えていただけることでお米の収穫量も増えるし、ありがたいと思います」