来月のアユ漁解禁を前に、富山市の山田地区を流れる川で地元の園児たちがアユの稚魚を放流しました。

この放流体験会は富山漁業協同組合が魚との触れ合いを通じて、子どもたちに川を守る意識を育んでもらいたいと開いたもので、地元の古里保育所や婦中もなみ保育園などの園児あわせて62人が参加しました。

用意された稚アユは、体長10センチ重さ10グラムほどに育ったおよそ2000匹で、園児たちはバケツに入った稚魚を川の近くまで運び、「大きくなってね」と声を掛けながら川に放流していました。

「大きくなってね」

*園児
「楽しかった。もう1回やりたい」
「魚がめちゃくちゃかわいかった。大きくなってほしい」

*富山漁業協同組合 東秀一組合長
「川の環境の大切さやたくさんの魚が川にいることを知ってもらう機会になると思う」

県内のほとんどの河川で、来月16日にアユ漁が解禁となりますが、富山漁業協同組合によりますと、神通川水系の山田川では遡上するアユも多くなっていて、漁獲量も例年並みが期待できるとしています。

富山テレビ
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