米価格が上がる中、割安感でパスタが注目されている。家庭で作れる簡単冷凍パスタ術をご紹介。保存袋を使い、食べる時はレンジでチンすれば完成。鍋も不要で洗い物と水が節約でき、1カ月の保存が可能だという。
保存袋だけで簡単「冷凍パスタ」
コメが高い状態が続く中、いま代わって注目されているのがパスタ。市場調査会社インテージの調査では「夕食にパスタ」という人が去年の2月に比べ16.5%増えたという。
今回のテーマは買うのではなく「自宅で作る冷凍パスタってしってる?」。

保存袋に茹でる前の乾麺や調味料を入れて冷凍すれば、食べたいときにレンジでチンするだけのパスタができる。

作り方を教えていただいたのは、2児の母でレンジ調理の書籍「保存袋に具材を詰めたら、冷凍保存!冷凍レンチンパック」を出版している「どめさん」だ。
レンジ調理の書籍を出版・どめさん:
準備が食材を切って袋に詰めるだけと、短時間で簡単に完成するのが1番のメリットかなと思います。

最初に作るのは、みんな大好き「ナポリタン」。
材料は麺100gとソーセージ2本、タマネギ50g、ピーマン30gの具材の他にオリーブオイル大さじ1やケチャップ大さじ4、水150ml、牛乳50ml、ウスターソース大さじ1、コンソメスープのもと小さじ1/2など。

普段パスタを作る時と変わらないが、大きく違う点がある。
遠藤玲子キャスター:
お鍋は一切使いません。使うのは保存袋のみです。

この冷凍パスタの凄いところは、麺を茹でる必要が全くないことだ。麺を半分に折って、そのまま袋に入れるだけ。おすすめの麺は、7分茹での1.6mmの麺だ。
遠藤キャスター:
この袋に、直接オリーブオイルを入れていきます。

レンジ調理の書籍を出版・どめさん:
オリーブオイルをしっかりと絡めることで、コーティングが出来てパスタが離れやすくなります。
そして、水と調味料を直接入れる。

遠藤キャスター:
一人前だと水150mLだけでいいんです。茹でるとなると大量に必要ですからね。

全ての調味料を入れたら、味が偏らないよう更にもんであげる。
その上に具材を入れたら冷凍準備は完了だ。

遠藤キャスター:
簡単!具材を切ることを考えても、5分もあれば工程は終了です。
解凍しやすいように、平らにして冷凍庫へ入れるのもポイント。

レンジ調理の書籍を出版・どめさん:
材料を袋に詰めた後は、すぐに冷凍しないとパスタが水分を吸収してしまうので、必ず冷凍保存するようにしてください。

遠藤キャスター:
見てください、きれいに冷凍されています。
耐熱皿に移しラップをかけ、600Wのレンジでまずは8分加熱する。

遠藤キャスター:
これでパスタゆで上がります?私いつも半信半疑なんですよね、この「しってる?」の時の調理(笑)。

8分温めたら一度出して、温めムラが出来ないよう混ぜるのもポイント。
さらにレンジで3分温めたら完成だ。

遠藤キャスター:
ナポリタンの良い香りがしています。スタジオの皆さんがきっと「えぇ」「本当に?」って言うと思うので正直にいきます。
さて試食した感想は…

遠藤キャスター:
もちもち、おいしい。冷凍してたこと忘れてました。水っぽさは全くないです。しかも、ソースがより絡まってる気がします。冷凍したからかな。
コメ高騰もパスタの価格はほぼ変化なし
イット!のスタジオでは…
遠藤キャスター:
想像以上に美味しく、ムラもなく茹で上がっていました。宮司さん、どうですか?

宮司愛海キャスター:
洗い物も少なくて済むし、お水も少なめで済むし、家に帰ってすぐぱっと作れるわけですよね。
遠藤キャスター:
食べたい時に、レンジでチンすればいい状態にしておけます。今回はナポリタンをご紹介しましたが、トマト系だけで無く、「まいたけのめんつゆバターパスタ」や「ブロッコリーのバターしょうゆパスタ」など、どんなパスタでもアレンジ可能です。レンジや使用するパスタに合わせて、温め時間など調整する必要はありますが、1カ月は冷凍保存が可能です。

忙しいときに時間の節約になるだけでなく、パスタとコメの価格と比較すると、コメは去年と比べて約1.9倍だが、パスタはほぼ変化なしなので(総務省 消費者物価指数/3月比より)、割安感が注目されている。
(「イット!」5月14日放送より)