高速道路のサービスエリアで立ち小便をしたり、尿を入れたペットボトルの不法投棄など迷惑行為がなくなりません。2025年5月13日には、名神高速のパーキングエリアで啓発や清掃活動が行われましたが、“捨て猫”まで見つかりました。
■監視カメラの映像に「立ち小便」するドライバー
岐阜県養老町の名神高速道路「養老サービスエリア」で撮影された、ネクスコ中日本の監視カメラの映像。男性が運転席から降り、立ち小便を始めました。
他にも「タバコを吸いながら」や「電話しながら」立ち小便をする姿も確認できました。

愛知県一宮市の下りの「尾張一宮パーキングエリア」では、端の方の人目に付かない場所で立ち小便が多く行われるといいます。
■トイレはすぐそこなのになぜ…立ち小便は「軽犯罪法違反」
愛知県トラック協会は2025年5月13日、ネクスコ中日本と協力し、ドライバーに携帯トイレを渡し、注意を呼びかけました。

しかし、遠くない場所にトイレがあるのにも関わらず、なぜ立ち小便をするのでしょうか。
愛知県トラック協会の担当者:
時間に追われているとか、それくらいじゃないですかね。人としてのモラルの問題です。ドライバーという職にかかわらず、人の行動として公共の場ではみんながきれいに使わないといけないと思います。

トイレに行くまでのわずかな時間を惜しんでなのか、パーキングエリアなど公共の場で立ち小便をすることは、軽犯罪法に違反する行為です。
■“黄金のペットボトル”だけでなく“捨て猫”まで
他にも、周辺には大迷惑な「黄金のペットボトル」も。トイレの時間を節約するために、尿を入れたペットボトルが不法投棄されています。

そして13日は、プラスチックの箱の中に入れられた2匹の“捨て猫”が見つかりました。中にはエサが置かれていますが、少しぐったりしているようにも見えます。

発見されたのは、パーキングエリアの敷地内にある木の下です。
発見した人:
蓋が閉まった状態で開かないようにしてあった。多少は空気も入るんだろうけど、やっぱり日光が当たると中の温度が上昇するので、猫にとっては過酷な環境になるんじゃないかなと思います。
相次ぐ不法投棄やマナー違反、ドライバーとして、人としてのモラルが問われています。
(東海テレビ)