肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に収める九州フィナンシャルグループと熊本銀行の決算が12日発表されました。
九州フィナンシャルグループの2024年度の決算は増収増益で、経常収益は過去最高の2512億円。
当期純利益は303億円と経営統合初年度を除くと過去最高で、連結での増収増益は4期連続となります。
また、肥後銀行単体では2期ぶりの増収増益で経常収益は1184億円。
当期純利益は158億円で過去最高となっています。
九州フィナンシャルグループの笠原 慶久社長は「来年度も預金・貸出金額が伸びていくと認識しているがトランプ関税は依然として不安要因。取引先に寄り添った形で対策を講じていく」と述べました。
一方、ふくおかフィナンシャルグループの熊本銀行は2024年度の決算が2期連続で増収増益だったと発表。
経常収益は320億円で投資信託や新NISAなど資産運用商品の売り上げが順調に推移したとしています。
純利益は69億円でDX関連のシステム投資など将来を見据えた経費が増加した一方で融資先の倒産などに備える信用コストが減ったことなどから増益となりました。