地域の子どもたちに育てる漁業について知ってもらうと、島根県浜田市で12日、小学生がヒラメの稚魚の放流を体験しました。
児童:
大きくなったら帰ってきてね。
この放流体験は、子どもたちに育てた稚魚を海に返して資源を増やす「栽培漁業」について理解を深めてもらおうと、島根県水産振興協会が20年以上前から毎年行っています。
12日は、浜田市瀬戸ヶ島町の「おおうらの浜」で、市内の三階小学校と旭小学校の5年生51人が、5センチ程のヒラメの稚魚2000匹を放流しました。
児童:
これからは、海を大切にして守ろうと思いました。
子どもたちが海に放流したヒラメの稚魚は、約1年で漁獲サイズの30センチ程に成長するということです。
県水産振興協会は、県全体でヒラメの漁獲量を増やそうと、2025年は浜田市を含め
県内6か所で30万匹を放流する計画です。