鹿児島県鹿屋市出身のボクサー荒竹一真選手が、5月28日プロデビュー戦に臨みます。
試合を3週間後に控え、地元・鹿屋市で練習に励む荒竹選手に、上片平キャスターがデビュー戦へ向けた意気込みを聞きました。
プロボクサー(鹿屋市出身)・荒竹一真選手
「試合に向けてワクワクドキドキしながらも、いい練習ができている」
鹿屋市出身のプロボクサー 荒竹一真選手、22歳。
プロデビュー戦を3週間後に控えたこの日は、地元・鹿屋市でトレーニングに励んでいました。
荒竹一真選手
「自分にとってボクシングを始めた原点の場所だし、ここに来ると『もうちょっと頑張らないとな』とか初心を思い出して、すごくいい練習ができる」
小学5年生からボクシングを始めた荒竹選手。
元プロボクサーの父・俊也さんが経営するボクシングジムで汗を流してきました。
鹿屋工業高校時代には出場した全ての大会で優勝。
駒澤大学に進学後も2022年のアジア選手権で銀メダルを獲得するなど活躍し、2025年3月プロ転向を表明しました。
荒竹一真選手
「新しいスタート。ここからまた頑張っていきたい」
ミット打ちの練習では大きな音を響かせるほど重いパンチを繰り出す荒竹選手。
そこにはプロとアマチュアのルールの違いがあるといいます。
元プロボクサー 父・俊也さん
「しっかりとしたパンチを打ち、相手にダメージを与えることが大事になるので、アマチュアの時よりもしっかりパンチを打っている」
プロボクシングはアマチュアと違い、いかに相手に効果的なダメージを与えたかに重点が置かれます。
そこで荒竹選手はパンチのコンビネーションを確認しながら、1発1発に力を込めていきます。
デビュー戦に向けて順調な調整を見せる荒竹選手。
実は、大事な試合の前にはある「験担ぎ」をしているそうです。
荒竹一真選手
「ウナギを計量が終わったら食べる。(国際大会の時も)海外までウナギを持って行って計量が終わったら食べていた」
Q..それは大隅産のウナギ?
「そうです。鹿児島の大隅のウナギを」
意外なエピソードを話してくれた荒竹選手。
注目のデビュー戦は6回戦で行われ、対戦相手は経験豊富なタイの選手に決まりました。
プロボクサー(鹿屋市出身)・荒竹一真選手
「初めてのプロの試合になるので、ある程度プロの試合感を感じつつ、狙ってではなく、流れの中でKOできれば」
アマチュアで腕を磨き、輝かしい成績を収めてきた荒竹選手。
鹿児島県内初の男子プロボクシング世界チャンピオンを目標に、いよいよプロとしての第一歩を踏み出します。
荒竹選手のプロデビュー戦は5月28日、横浜市で行われます。