大分銀行は12日、2024年度の通期決算を発表し、銀行単体で、2期ぶりの増収増益となりました。
◆大分銀行 高橋靖英頭取
「適切に市場金利の連動に伴って金利の引き上げが進んだことが利回りの改善の大きな要因でございます」
大分銀行によりますと一般企業の売り上げにあたる経常収益は銀行単体では658億800万円で前の年度から41億円800万円増加しました。
また、経常利益は96億8200万円で、こちらも20億8600万円増加し、2期ぶりの増収増益となりました。
グループ全体の連結経常収益も779億2200万円で3期連続の増収増益となっています。
増収増益の要因について、日銀の政策金利の引き上げで住宅ローンなどの貸出金利息が増えていることや、有価証券の配当金が増加したことを挙げていて、2025年度も増収増益を見込んでいます。
一方、いわゆるトランプ関税の影響については、「顕著な影響は見られない。今後の関税交渉がどうなるか取引先が見極めようとしている状況だ」と話しました。