大勢の観光客が訪れる「星野リゾート トマム」。
開業20周年を迎えた雲海テラスが5月8日にオープンし、雄大な景色が広がった。
オープン初日に本格的な雲海が発生するのは、8年ぶりだという。
“雲海テラス” 2025年の営業始まる
夜明けとともに大勢の人が目指すのは、標高1088mの雲海テラス。
北海道上川地方の占冠村にある「星野リゾート トマム」の雲海テラスで、今シーズンの営業が始まった。
期間中に雲海が発生する確率は約40%。
前の年のオープン初日は、あいにくの天気で見ることができなかった。

オープン初日に本格的な雲海が発生するのは2017年以来
今年はどうなるのか?
展望デッキへ向かってみると、朝日に照らされた美しい雲海が現れた。
オープン初日に本格的な雲海が発生するのは、2017年以来8年ぶりだという。
この時を待っていた約500人の観光客が、雄大な景色を堪能した。
「きれいだった」
「見られて、うれしかった」
「子どもに見せてあげたかったが、うれしがっていた。朝から雲の中で感動したようだ」(東京からの観光客)
「こんなにすごい雲海だと思わなかった。来たかいがあった」(大阪からの観光客)

開業から20年― これまでに178万人以上が訪れる
雲海テラスは開業20周年を迎え、これまでに訪れた観光客は178万人を超えている。
雲海の発生しやすい5月から10月の早朝のみ営業していて、今シーズンは10月14日までだ。
「トマムの中でもすてきな雲海が、20周年の記念すべきオープニングで出たのは本当にうれしい」(星野リゾート トマム 渡辺巌総支配人)

7月には新たなスポットもオープン予定
雲海テラスに、新たな魅力も加わる。
7月オープン予定の展望スポット「Cloud Round」だ。
湾曲したフレームにぶら下がるベンチに座り、さまざまな角度から雲の流れを楽しむことができる。
展望スポットの中で最も高い場所に位置していて、見晴らし抜群だ。
「雲Cafe」では雲をテーマにしたスイーツや飲み物を楽しめる。
20周年を記念した「雲ケーキ」が登場。
「星野リゾート トマム」でとれた新鮮な牛乳と、ハスカップを使った特別なメニュー。
雲をイメージしていて、さわやかな酸味と軽やかな味わいが特徴だ。
「雲のようなふわふわな食感で、牛乳の甘みとハスカップの酸味が口いっぱいに広がります」(古沢哲也記者)
気象条件によって、さまざまな表情を見せる雲海テラス。
新たな魅力も加わり、大勢の人が訪れそうだ。
