熊本の初夏の風物詩として定着してきたのではないでしょうか。
益城町にある東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパスで、学生たちが羊の毛刈りを行いました。
羊の毛刈り実習に臨んだのは東海大学農学部動物科学科の2年生。
30人が3班に別れ、職員からレクチャーを受けながら、羊が動かないようしっかりと身体を固定します。
そして、おっかなびっくりの手つきでバリカンを手にしました。
毛刈りのコツは体のラインに沿ってしっかりめに刃を当ててやることだそうです。
羊の体重は約65キロから75キロ。1頭当たり平均で3キロほどの羊毛がとれるということです。
【農学部動物学科2年生】
「バリカンで羊の皮膚を傷つけないか心配だったけど、意外と大丈夫でした」
【農学部動物学科2年生】
「とてもフワフワで気持ちよかったんですけど、(皮膚を保湿する)羊の油がたくさん出てきて〈動物を飼ってるんだな〉と実感しました」
「ハンドクリームを塗っているようなレベル」
東海大学によりますと、本格的な暑さが訪れる前の今の時期が羊の毛刈りに最適だということです。
9日とれた羊毛はいったんフェルト生地に加工し、学生たちが実習で行う小物づくりに活用されます。