古代の豪族などが埋葬された古墳。そんな古墳が一般の人の墓として現代によみがえりました。高松市で5月9日、古墳型の墓が完成しお披露目されました。
鍵穴のような形が特徴の前方後円墳が高松市の霊園に姿を現しました。東京の会社が整備した「古墳型樹木葬墓」です。完成を記念して9日、竣工祭が行われ、明治天皇の玄孫で、会社の代表を務める竹田恒泰さんらが玉串を捧げました。
完成した古墳型の墓は全長17.5メートル、幅13メートル、高さ3.3メートルで、この中に約3500区画設けられています。条件によって使用料は異なりますが最近、人気が高まっている樹木葬の一種として永代供養を受けることができます。管理は霊園に一任することができ、年に2回、供養のための御霊祭が行われます。
(前方後円墳 竹田恒泰社長)
「普通お墓を買うと毎年管理費が生じるが、こういう時代なので最初に払い込んで全部終わりということにしているので毎年の支払いがない。継承者がいなくても問題なくお求めいただけるかなと思う。今、この少子化の時代に合った形のお墓になったのではないか」
この古墳型の墓はホームページから購入することができ、10日は竹田さんによる現地説明会が開かれます。