天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが、大阪・関西万博のライブ会場でだんじりを視察されました。
大阪滞在の2日目、愛子さまは笑顔で手を振り夢洲にある万博会場に向かわれました。
お召し物は8日の真っ白なスーツから、ブルーグレーのパンツスーツへ。
ジャケットは白いパイピングで白ボタン、アクセサリーはパールのネックレスにフープのイヤリングです。
ライブ会場のEXPOアリーナでは、9日から大阪の魅力を発信する「大阪ウィーク」がスタート。
各地のだんじり約40台が展示され、愛子さまは吉村知事の案内で見学されました。
愛子さまは「すごいスピードで道を曲がるんですよね」などと、祭り文化について話されていました。
次に足を運ばれたのは、「夢の球体」と呼ばれる赤い外観が特徴的なパビリオン、シンガポール館です。
来場者が自分の夢をタッチパネルに描くコーナーでは、「世界平和」と漢字4文字で記されました。
シンガポール館で特別に展示されていたのは、「マサコ・コウタイシ・ヒデンカ」と命名された皇后さまゆかりのランです。
愛子さまは「純白ですね。母も喜ぶと思います」と笑顔で話されていました。
午後には、さまざまな国や地域が共同で出展するコモンズ館へ。
ケニアの展示で視察されたのは、伝統的な布を使ったファッション。
午後3時半ごろには、「食」に関するパビリオン、アースマートへ。
雨の中、多くの人が愛子さまの到着を待っていました。
このパビリオンは放送作家の小山薫堂さんが館長を務め、食べ物を通じて命について考え未来の「食」について発信しています。
愛子さまは、日本人1人が生涯で食べるとされる約2万8000個の卵の殻のオブジェ「一生分のたまご」について説明を受けられました。
2日間で8カ所の施設を回った愛子さまは、万博視察の日程を終え9日夜帰京されます。