釜の鳴り方で農作物の出来具合を占う釜鳴神事が5月3日、さぬき市の造田神社で行われました。
釜鳴神事は、斎場に設けられた3つの釜の鳴り方で農作物の出来具合などを占います。種もみをまく時期にあたる毎年5月3日に行われていて、1000年以上続く造田神社の伝統行事です。
神事では、釜の上に高さ約60センチの甑と呼ばれる蒸し器を乗せ中にコメと水を入れます。甑の蓋をずらすと吹き出す湯気で音が出るもので、2025年は、例年より早く釜が鳴り始めました。
(造田神社 三好弘毅禰宜)
「心を素直にし、身持ちを正しくすれば、ますます運よろしく。何ごとも思うままになるでしょう 欲を離れて人のために尽くしなさい。」
この後、訪れた人には釜で炊きあげたコメ、御炊米が配られました。このコメを食べると無病息災などのご利益があると伝えられています。