ゴールデンウィークが明けた5月7日、名古屋の街にもいつもの通勤風景が戻ってきました。でも、この時期に気をつけたいのが「五月病」です。どうすれば防ぐことができるのか、医師の丸田佳奈さんに聞きました。
■“11連休”で旅行も…GWどう楽しんだ?
連休が明けた7日朝、名古屋駅前には日常の通勤風景が戻ってきました。スーツ姿で出勤する人に、ゴールデンウィークをどう過ごしたか聞きました。

20代の会社員:
奈良に旅行に行ってきました。温泉行ったりとか。
60代の会社員:
(犬山市の)尾張富士に登山。(リフレッシュ)できました。
中には、最大11連休のゴールデンウィークをフルに満喫した人たちもいました。
会社の同僚3人組:
熱海に行きました。
香港に行きました。(楽しかったのは)グルメ、エッグタルトとかエビワンタンとか。
万博に行きました。結構人も多かったんですけど、意外とパビリオン回れて、充実していました。マレーシア館が良かった。
■連休で生活リズムに乱れ…『五月病』防ぐには
思い思いにゴールデンウィークを楽しんだようですが、連休が終わってしまい、ちょっと憂鬱に感じている人もいるようです。
20代の会社員A:
めちゃめちゃ働きたくないですね。もうずっと休んでいたいです。
20代の会社員B:
(仕事に)行きたくないですね。切り替えて頑張ります。
この時期に気をつけたいのが「五月病」です。やる気が出ない、気分が落ち込む、倦怠感、眠れないなど、心や体に影響があらわれます。

医師の丸田佳奈さんによりますと、五月病は適応障害の一種と考えられていて、4月から1カ月頑張った後の“燃え尽き症候群”のような状態だといいます。

新しい環境になったり、仕事内容が変わることで負荷がかかり、そこにゴールデンウィークで不規則な生活をしたり旅行で疲れたりすると、不安になったり眠れないといった精神的な不調が出てくるといいます。

五月病を防ぐためには、規則正しい生活を心がけて、体を休めることが重要です。
十分な睡眠やバランスのよい食事のほか、運動することも重要で、運動しないことで自律神経の不調が起こりやすくなります。
それでもなかなか治らない場合は、無理せずゆっくり休んで、長引く場合は専門医を受診してほしいとしています。
(東海テレビ)