宮城県は塩釜保健所黒川支所の管内にある小学校で、児童など116人がロタウイルスが原因の感染性胃腸炎に集団感染した疑いがあると発表しました。
県によりますと、富谷市、大和町、大郷町、大衡村を管轄する塩釜保健所黒川支所管内の小学校で4月30日、「腹痛やおう吐などの症状がある児童が多くいる」と保健所に連絡がありました。
児童の検便結果から、ロタウイルスが原因の感染性胃腸炎が集団発生した疑いがあるということです。これまでに児童113人と職員3人のあわせて116人に症状が確認されていますが、入院した人や重症者はいないということです。
ロタウイルスは感染力が強く、3月から5月にかけて乳幼児を中心に流行する傾向があります。県は次亜塩素酸によるトイレなどの消毒や、手洗いの徹底を呼びかけています。