天皇皇后両陛下は来月4日、戦後80年にあたり、長女の愛子さまを伴い太平洋戦争の激戦地・沖縄を訪問されることになりました。愛子さまの沖縄訪問は今回が初めてです。
両陛下と愛子さまは来月4日から2日間の日程で、沖縄県を訪問されます。
宮内庁によりますと、まず戦争末期の激戦地、糸満市にある国立沖縄戦没者墓苑を拝礼し、沖縄戦で犠牲となった24万人あまりの犠牲者の名前が刻まれた「平和の礎」に足を運ばれます。
翌日には、アメリカ軍に撃沈され、およそ1400人が命を落とした学童疎開船「対馬丸」の記念館や、子どもたちの慰霊碑「小桜の塔」も訪問される予定です。
また、2019年に火災に見舞われ、再建工事が進む首里城も視察されます。
陛下は今年2月の記者会見で、戦後80年にあたり、「愛子にも、戦争によって亡くなられた方々や、苦難の道を歩まれた方々に心を寄せていってもらいたい」と述べられていました。
両陛下の沖縄訪問は即位後2回目で愛子さまにとって沖縄訪問は今回が初めてです。
ご一家での公的な地方訪問は2016年の長野県訪問以来およそ9年ぶりで、ご家族揃って戦争の歴史に向き合われることになります。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(30枚)