中国の習近平国家主席は先ほど、ロシアのモスクワに到着しました。
習主席はプーチン大統領と会談するほか、ロシアの軍事パレードなどに出席する予定で、関税を巡り対立するアメリカを念頭に中露の緊密な関係をアピールします。
習主席は7日、専用機でモスクワに到着しました。
到着に先立ち、習氏はロシアメディアへの寄稿で戦後80年の世界情勢について、アメリカ・トランプ政権による関税政策を念頭に「一国主義と覇権主義、いじめ行為の被害が深刻だ」などと強調しました。
習氏は8日にプーチン大統領と会談し、対米関係やウクライナ情勢、中露の経済協力などを巡り協議します。
また、習氏は9日にロシアの第二次世界大戦対ドイツ戦勝記念式典と軍事パレードに出席します。
パレードには中国軍の儀仗隊も参加することになっています。
中国は関税を巡り対立するアメリカと今週末に直接協議する予定です。
習氏としては首脳会談や軍事パレードへの出席を通して、中露の連携と緊密な関係をアピールする狙いです。