映画界のスーパースター・トム・クルーズさん(62)が、『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日日米同時公開)のプロモーションのため、世界に先駆けて日本を訪れている。

ジャパンツアーの2日目となった7日、クルーズさんは東京・六本木の会場にサイモン・ペッグさん(ベンジー・ダン役)ら豪華キャスト陣、クリストファー・マッカリー監督と登壇し、記者会見に臨んだ。

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前日は、2日前に字幕が入ったばかりだという映画を日本のファンと共に観たクルーズさん。感想を聞かれると、「素晴らしかった。本当に美しい体験だった」と話し、上映後にスタンディングオベーションが起こったことについて「私もそうだし、監督もそうだが、オーディエンスのために映画を作っている。ああいう反応が見られるのは私たちの夢」「きのうの夜のことはずっと忘れない」と熱く語った。

トム・クルーズさん:
4歳の子供のころ、映画を作りたいと思っていた。世界中を旅したい、色んな事を学びたい、人についても文化についても学びたい。ジェット機を飛ばしたい、飛行機、パラシュート、オートバイ、車などにも乗りたい。サムライの刀を使ってみたい…と思っていたので、自分の夢を生きることができる、そしてそれを皆さんに受け入れてもらい観客の皆さんを楽しませることができるということは、自分は、これを当たり前の事だとは絶対に思っていません。
毎日現場に入り準備をしている時に、常にこの瞬間を…観客が映画館で着席し、鑑賞されることを考えている。それは私に大変な喜びをもたらすことであり、人生を捧げている。

トム・クルーズさんとクリストファー・マッカリー監督
トム・クルーズさんとクリストファー・マッカリー監督

また、客席にいた字幕翻訳家の戸田奈津子さんについて「字幕に心血を注いで下さった。1500本という作品の字幕をつけてらっしゃり、名誉ある勲章も受章されている。実は7月3日の誕生日も一緒」と自ら紹介。感謝の意を伝えた。

親日家で知られるクルーズさんの来日は、これで3年ぶり25回目となった。2023年7月には前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の公開に合わせて来日する予定だったが、アメリカの映画俳優らが加入する組合が待遇改善などを求めて行った大規模なストライキの影響を受け、直前に急遽中止となっていた。

映画の公式ホームページによると、5月23日の公開に先駆け、5月17日(土)~22日(木)の6日間に全国の劇場にて先行上映することを緊急決定。「日本の観客の皆様の強い要望と期待が高まっているのを受け、本作を1日でも早く体感していただきたいという思いから」決定したという。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。