秋田県北秋田市のクマ牧場でゴールデンウィーク恒例となっているのがヒグマの餌やり体験です。来場者は2メートルを超す大きさと力強さに圧倒されながらも上手に、そして楽しそうに餌をあげていました。
北秋田市阿仁打当のクマ牧場「くまくま園」ではツキノワグマやヒグマ合わせて約60頭の様子を観察できます。
ゴールデンウィークは連日、観光客が詰めかけましたが最終日の6日も多くの家族連れなどでにぎわいました。
青森から来た女の子:
「連休最終日にくまくま園に来て、いっぱい餌をあげれて楽しかった」
神奈川から来た女性:
「一度クマを見てみたいと思って訪れた。想像していたより近代的できれいな施設だと思った」
特に人気を集めていたのはヒグマ。ガラス1枚越しに、とても大きな姿を観察できます。大迫力のヒグマを前にすると少し怖い感じもしますが、わくわくします。
そしてゴールデンウィークに合わせて餌やりの場が設けられました。普段、来場してもヒグマに餌をあげることはできないので、とても貴重な体験です。
今回、餌をあげたのは体長2メートル20センチ、体重350キロのオスのヒグマ「イチロー」です。ガラス越しとは言え、大きさには圧倒されてしまいます。
それでも来場者は展示場につながる穴を通じて棒に刺したリンゴを上手にヒグマに与えていました。
鹿角市から訪れた男性は「結構、力と迫力があった。やっぱり大きいので怖い。こんなに大きいとは思ってなかった」と驚きを隠しきれない様子でした。
大館市から訪れた女の子は「力が強かった。怖い」と話しました。
くまくま園施設長・福田和人さん:
「間近で餌をやれるとあって想像以上に好評で、来年以降も春はこのイベントをやっていきたい」
餌やりは6日までで今後「くまくま園」ではヒグマの運動場を探検するイベントも予定しているということです。