江戸時代から伝わる〈中江岩戸神楽〉の定期公演が4日阿蘇市波野にある中江神楽殿でありました。会場には多くの見物客が訪れ、保存会のメンバーらが色鮮やかな衣装で神楽を披露しました。

【見物客】
「若い人の力にすごく感激して村の活性化に皆さん頑張られてるのがとてもよくわかりました」

阿蘇市波野の中江地区で約250年前、江戸時代に始まったとされる〈中江岩戸神楽〉。国の選択無形民俗文化財となっています。

この神楽を多くの人たちに楽しんでもらおうと保存会が10月を除く4月から11月まで第1日曜日に定期公演を観覧無料で開いています。

4日の公演には保存会のほか、波野小学校の子ども神楽クラブも参加。

はじめに小学生がお清めの舞、『五方礼始』を奉納し、保存会のメンバーが日本神話を題材にした全33座の舞の中から3つの舞を披露しました。

近年では、中江岩戸神楽の魅力を広く発信しようと、10代から30代までの若手のメンバーでつくる 『神楽男子』が人気を集めているといいます。

【中江岩戸神楽保存会 佐藤 義勝 会長】
「どこの神楽にも負けないようなすばらしい子どもたちに育ってくれたことを誇りに思う。ぜひ見て感動してもらえたら幸せに思う」

会場の中江神楽殿には多くの見物客が訪れ、色鮮やかな衣装をまとったメンバーの
躍動感のある舞を楽しんでいました。

【見物客】
「すばらしいです。楽しいです」
【見物客】
(『神楽男子』)一人一人が一生懸命やっているのをずっと見てきているので、もう19年…足掛け20年のファン。とてもいいパワーを頂きました」

テレビ熊本
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