「こどもの日」の5日、復興支援に取り組む県内のボランティアグループが石川県珠洲市を訪れ、縁日のイベントを開きました。

能登半島の先端、珠洲市を訪れたのは、東日本大震災を契機に結成された富山市のボランティアグループ「ふっこうのおと」のメンバー20人です。

山あいの田んぼにできた高さ2メートル近い段差。去年の元日、最大震度7を観測した能登半島地震で甚大な被害を受けた後、9月にも追い打ちをかけるように奥能登豪雨に見舞われました。

応急仮設住宅で暮らす市民も多く、建設資材の高騰などが自立再建の障害となっています。

*災害の爪痕を案内した市議会議員 浦秀一さん
「子どもらが(将来)帰ってこれる家を残すことが今の最大の目標」
     
そんな能登で、グループが継続してきた炊き出しなどの復興支援は5日で35回目。こどもの日にちなんで、射的からスマートボール、珍しい天体ショーの観察まで楽しい縁日が開かれました。

加えて、無料のカレー鍋の振る舞いや地元の食材として欠かせない岩のりを使った窯焼きピザ、能登豚ソーセージなどが提供され、会場には約300人の家族連れが集まりました。

*子ども
「おいしい」

*お年寄りの女性
「気分転換に来ておいしいのをいただいて元気出た、うれしい」

*母親
「いろんな人に支えてもらって、少しずつ復興していると思います」

*ふっこうのおと 代表 小林仁さん
「(地元の方が大勢)来てくれてよかった。夏はもっと子どもたちが楽しめる企画をと思っている」

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。