警察官の卵が日々訓練に励む警察学校。岡山県警察学校に学生や教職員に愛されながら癒やしを与えるアイドルネコがいます。その名も「たま警視」です。

(長尾龍希アナウンサーと岡山県警察学校 竹内浩一副校長とのやりとり)
「こちらが たま警視ですか」
「そうです、まだ寝ていますね」
「すやすや寝ていますね。かわいらしい~」

体を丸めて眠っているのは警察学校のアイドル猫「たま警視」(推定年齢14歳のメス。人間でいうと70歳くらい)。

「 たまちゃん、起きるか」
(まだねむいニャ…)
「たまちゃん、怒らないの」
この日は副校長の声掛けでしぶしぶ起床。校内をパトロールするかと思いきや・・・大あくびで日向ぼっこを始めました。

その後、教官室にやってきた「たま警視」。ようやく仕事モードに切り替えたんでしょうか。(爪とぎ・・・椅子に上って)あらあら、今度は椅子の上で寝てしまいました。性格は自由気ままでとってもマイペースです。

(岡山県警察学校 松永拓朗教官)
「にぎやかにしていても結構寝ているのでたま警視はマイペース。忙しい業務の中でも癒やしをもらっています」

たま警視はもともと野良猫で2014年ごろ警察学校に住み着きました。始めは学校で飼うつもりはなかったということですが、人懐っこさに心をつかまれたのか、一部の警察官がエサをやるように。通称「たまホーム」と呼ばれる寝床も作られ、この場所にすっかり定着しました。

2019年には、岡山県警の交通安全抑止隊に任命され、啓発チラシや反射材シールなどが作られるほど愛される存在になりました。今では、イベントなどに出ることはほとんどなくなりましたが、日々訓練に励む学生をそっと見守っています。

(初任科228期 三宅正悟巡査)
「休み時間などに見かける。人懐っこいので近くに寄ってきてくれたりする。たまに撫でている。学校のアイドルのような存在で毎朝癒やされているので「きょうも1日頑張ろう」と思える」

(初任科228期 難波夕明巡査)
「見かけたらなでてみたり、出入り口をふさがないようにするなど気を付けて意識している」

(岡山県警察学校 竹内浩一副校長)
「学生や教官の癒やしの存在ということで、ここでゆっくり生活してもらえれば」

岡山県警では5月16日まで2026年4月採用の行政職員の募集を行っていて、たま警視も新しい職員の加入を心待ちにしているということです。

岡山放送
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