福井市中央卸売市場にある「ふくい鮮いちば」に3月、県内では珍しい立ち食いスタイルの寿司屋がオープンしました。鮮いちばには、6月以降に旬の食材を売りにした
飲食店など4店舗もオープンする予定で、福井の食を発信する拠点がさらにレベルアップします。
福井市中央卸売市場の敷地内にある「ふくい鮮いちば」で、3月に新たに寿司店がオープンしました。
中に入ると…、県内では珍しい立ち食いスタイルの寿司店です。メニューは単品ではなく、日ごとに変わる数種類の寿司が乗った盛り合わせがメインです。
12種類が乗った「越前」、マグロ、ヤリイカ、サクラマス…。北陸三県で水揚げされたものや養殖物を中心に旬の魚を堪能できます。
倉地恵利アナウンサー:
「すごく脂が乗っていて溶けちゃうような食感。しっかり甘みもあっておいしい!」
25日は正午過ぎから続々と客が訪れ、10人ほどが入れる店内はほぼ満員になっていました。
旬の魚を、豊富な種類でしかも安く提供する。この経営スタイルが可能なのは、寿司店を運営するのが市場の中にある水産卸売業だからです。寿司のネタには仕入れたばかりの魚が使われています。
ふくい鮮いちばではこの寿司店のほかに、6月以降、海鮮定食や野菜スープ、フルーツ系のスイーツなど、市場で仕入れたばかりの食材を使う4つの店舗がオープンする予定で、ふくい鮮いちば実行委員会は「ぜひ福井の旬の食を堪能してほしい」としていて、県内外の客に向けて福井の食の魅力の発信が続きます。
県内では珍しい立ち食いスタイルの寿司店、立って食べるということで滞在時間は1人10分ほどに短縮、そのため、店側からすると回転率が上がる、客側からすると回転率が上がったことにより待ち時間が少なくなるということで、双方にメリットがあるそうです。
GW期間中の営業日は店舗によって異なります。「立ち喰い寿司さくだ屋」は日曜日と水曜日が定休で、それ以外は営業しています。