福岡県沖で2024年11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が炎上し沈没した事故で、海上自衛隊は25日、5月上旬から船体引き揚げの準備作業を行うと発表しました。
掃海艇「うくしま」は2024年11月10日、福岡県宗像市の大島沖で船体から火が出て、翌日朝に沈没しました。
海上自衛隊は船体引き揚げの検討を進めてきましたが、4月24日に民間業者と約34億円で契約を結び、5月上旬から現場付近で引き揚げの準備作業を始めると発表しました。
1カ月ほどかけて船体にワイヤーをかけるなどの準備作業を進め、気象条件が整ったところで6月上旬をめどに引き揚げを実施することにしています。
この事故では古賀辰徳3等海曹(33)の行方がわからなくなり、その後、現場付近で見つかった人骨が古賀3等海曹と確認されました。