福岡県直方市の施設修繕工事をめぐる贈収賄事件で、逮捕された市職員の男が贈賄側に工事の見積額を増やすよう助言していたことが分かりました。

直方市建築管理課の職員・森健悟容疑者(43)は、2020年から去年にかけて、市の施設の修繕工事を巡り市内の会社を選定するなど便宜を図った見返りに、電動工具など十数点・25万円相当を受け取った疑いで逮捕・送検されています。

その後の捜査関係者への取材で、森容疑者が贈賄側の会社から届いた見積もりに対し金額を増やすよう助言し、より高い値段で受注させていたことが分かりました。

警察は収賄よりも刑罰の重い加重収賄の疑いも視野に捜査を進めています。

また警察は1日、森容疑者に物品を贈った贈賄の疑いで、会社の役員と社員の男性を書類送検しました。

テレビ西日本
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