息子をかたる人物からのウソの電話を信じ、福岡県嘉麻市に住む74歳の女性が現金500万円をだまし取られる被害がありました。

嘉麻警察署によりますと、5月1日午前10時ごろ、嘉麻市に住む女性(74)宅の固定電話に息子を名乗る人物A男から電話があり、「実は旦那がいる女性と浮気してしまい、妊娠させてしまった」「慰謝料として500万円が必要だから貸してくれないか」「俺の代わりに弁護士がお金を取りに行くので、お金を渡す場所は指示する」「お母さんが1人で来てほしい」などと言われました。

女性はA男の言葉を信用し、1日午後0時10分ごろ、指定された場所で、弁護士を名乗るB男に現金500万円を手渡し、だまし取られました。

女性の固定電話には息子の携帯電話とは違う番号から電話がかかってきましたが、A男は「携帯が洗濯機で壊れた」などと話し、女性はB男に現金を手渡したあとに息子の携帯電話に連絡して詐欺だと気づき、110番通報したということです。

警察は
◎相手が息子や孫を名乗っても、電話の声だけで信用しないようにしましょう
◎電話を切った後、あらかじめ知っている息子や孫の電話番号に連絡し、必ず本人であるか確認を取りましょう。
◎相手が息子の知人、会社の同僚や弁護士などの関係者を名乗っても、面識のない人に現金を渡さないようにしましょう。
と注意を呼び掛けています。

テレビ西日本
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