壱岐沖での医療搬送用ヘリの死亡事故を受け、運用休止している県のドクターヘリの代わりに佐賀県のドクターヘリなどが8件の患者搬送をしたことが分かりました。

県のドクターヘリは、医師や患者など3人が死亡した医療搬送用ヘリの事故後、運用が休止されています。

24日の定例知事会見で県側は、今月7日から23日までに佐賀県のドクターヘリが6回、県の防災ヘリが2回、あわせて8回、患者を搬送したと明らかにしました。

このうち防災ヘリは、上五島と対馬から搬送を行ったということです。

大石知事
「(ドクターヘリは)県民の命を守るために欠かせないものだと考えています」「改めて今後の運用の在り方について、これは県だけで決められるものではございません。医療機関、消防、関係者とも協議を行って検討していきたいと思っています」

既に機体の安全点検は終わっていますが、県は医療スタッフへの丁寧な説明と、常時着用できる救命胴衣の設置が完了してからドクターヘリの再開時期を決めたいと慎重な姿勢です。

テレビ長崎
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