流行が続く「百日ぜき」について、4月20日までの1週間に、岩手県内では54人の感染が新たに確認され、2025年の累計では144人となりました。
人の流れが活発になる大型連休を控え、県が対策を呼びかけています。
県によりますと、4月13日から20日までの1週間に県内で確認された百日ぜきの新規患者数は54人で、前の週を34人上回りました。
2025年に入ってからの患者の累計は144人で、全数把握が始まった2018年以降の最多を更新しています。
百日ぜきはせきが長引くのが特徴で子どもを中心に感染し、乳児がかかった場合は重症化して死亡するおそれもあります。
大型連休を控え感染がさらに拡大する恐れがあることから、県ではマスクの着用や手洗いなどの対策を呼びかけています。