広島県でカップ麺を器用に盗み出す賢すぎるカラスの姿が偶然カメラに捉えられた。神奈川県でもカラス対策したばかりの棚からポテチを盗むのカラスが現れた。専門家によると人間の行動を観察し学習している可能性が高いという。
自転車からカップ麺盗む賢いカラス
広島県内で11日午後5時半頃にカメラが偶然撮影したのは、かしこすぎるドロボーの姿だった。

自転車のかごに飛び乗った大きなカラスが黄色い袋へ顔を突っ込み、なんとカップ麺を取り出した。

さらにカラスは器用に容器のフチをくちばしではさみ、偶然カメラ側に向けていた。カップ麺はシーフード味とみられる。

被害者は「期間限定でバター入りでウニのトッピングがついてる…。(盗まれたのに)全然気づかなかったです。手慣れてるんでしょうね、前科はあると思いますよ。今度出会ったら落とし前をつけてあげる。お金返してもらう」と笑っていた。
キャンプ場の棚からポテチ盗んだカラス
一方、神奈川・大磯町でも9日11時半過ぎ、かしこすぎるドロボーによる被害が発生していた。
キャンプ場の売店に現れたのは、またもあの“黒い姿”だ。

こちらのカラスの狙いは、棚のポテトチップスだった。侵入から約30秒でポテチを盗んで去っていった。

被害者は「(対策で)ちょうど2週間くらい前にポテチの棚の正面に蓋をつけたんですよ。やられたなって感じ」と話している。

カップ麺や袋に入ったおやつなど、なぜカラスは中に食べ物が入っていると知っているのか?

東京大学の名誉教授・樋口広芳さんはカラスの行動について「とにかくカラスは学習能力が高いので、人がそれを食べてるという行動を近くなり、どこかで見てると思うんですよ。カップ麺とかポテトチップスとかの袋の中に食べ物が入っていると認識していたんじゃないか」と語っている。
(「イット!」 4月22日放送より)
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