電動モーターがついた二輪車「モペット」を、酒を飲んだ状態で無免許で運転し、歩行者をはね、ケガをさせたにも関わらずその場から逃げた疑いで、男が逮捕された。

■「モペット」に2人乗り 歩行者に衝突しけが負わせ逃走 ひき逃げの疑い
過失運転致傷やひき逃げの疑いなどで逮捕されたのは、神戸市に住む自称自営業の44歳の男だ。
男は4月20日、大阪・ミナミのアメリカ村で「モペット」に2人乗りをし、一方通行を逆走していた際、徒歩の男子大学生(19)に後ろから衝突し軽傷を負わせたほか、同乗していた女性(48)に左手首を骨折する重傷を負わせた疑いが持たれている。
また、男は警察が現場に着いた際に、その場から60メートルほど離れた場所まで逃走し、ひき逃げの疑いも持たれている。

■「モペット」必要なナンバープレートやヘルメット着用なし
モペットは、法令上は原付バイクと同じ扱いだ。
公道を走るには、運転免許の所持のほか、ナンバープレートやヘルメットの着用も義務となっているが、警察によると、男は免許を持っておらず、ヘルメットやナンバープレートは付けていなかったということだ。

■呼気から基準値を超えるアルコール検出 ひき逃げ容疑については否認
さらに、同乗者とともに呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということだ。
調べに対して男は「事故を起こしたことは間違いないが、決して逃げたつもりはない」とひき逃げ容疑について否認しているということだ。

警察は同乗していた女性についても、回復を待ってから、道路交通法違反(酒気帯び同乗)の疑いで調べを進める方針だ。

(関西テレビ 20205年4月22日)