北海道旭川市で2024年4月、当時17歳の女子高校生が橋から川に落とされ殺害された事件から、4月19日で1年となった。
事件があった現場では悲しみが広がっている。
事件から1年― 現場では悲しみ広がる
女子高校生が突然、命を奪われた事件から4月19日で1年となった。
現場となった旭川の景勝地・神居古潭では。
「かわいそうだなって思いながら。自分も娘が1人いるので、時間があるときは手を合わせる。きょうは花も少なくなったなと思う」(訪れた人)

SNSトラブルが引き金に― 当時17歳の女子高校生を橋から落とす
2024年4月19日未明、当時17歳だった女子高校生が橋から落とされ殺害された事件。
殺人などの罪でいずれも旭川市の無職、内田梨瑚被告(22)と当時19歳の女が起訴された。
「橋の周りに防犯カメラがなく、人目につかない場所だと知っていて連れて行った」(内田被告の供述より)
2人は女子高校生をつり橋の欄干に座らせて、「落ちろ」「死ねや」などと言って川に落下させ殺害した罪に問われている。

事件の引き金となったのはSNSをめぐるトラブルだ。
女子高校生がラーメンを食べる内田被告の画像をSNSに無断で使用したことに腹を立て、事件に発展したとみられている。

当時19歳の被告に懲役23年の実刑判決
2025年3月、開かれた当時19歳の被告の裁判では。
「被告人の犯行は残酷で悪質。被告人は内田被告とともに主体的に関与したことは明らか」(小笠原義泰裁判長)
裁判長は女に懲役23年の実刑判決を言い渡した。

一方、内田被告は証人として出廷した際に宣誓を拒否しわずか4分ほどで退廷。
裁判の予定は決まっていない。
