鳥取市国府町の宇倍神社で日本を代表する特撮映画のキャラクター・ゴジラのジオラマが展示されています。
神社とゴジラ、一見、つながりがないように思えるこのコラボ。
実現にこぎつけたのは熱烈なゴジラマニアでした。
鬼気迫る表情で街を破壊するゴジラ。
おととし公開された映画「ゴジラ-1.0」のワンシーンを再現したジオラマです。
4月1日から鳥取市国府町の宇倍神社で展示されています。
鳥取ゴジラ愛好会・森本良和会長:
「僕の人生ゴジラとともにあるみたいな感じですよ」
この展示を企画したのは鳥取市の森本良和さん68歳。
子どものころからゴジラ映画を見続け、ファン歴は60年以上。
「ゴジラ-1.0」も映画館で8回鑑賞したという熱狂的なゴジラマニアです。
戦後まもない銀座の街を襲ったゴジラが建物や電車などを破壊するシーンがリアルに再現されたジオラマはネットオークションで購入。
会場には、今回の展示を機に発足した「鳥取ゴジラ愛好会」のメンバーがコレクションしているフィギュアなどあわせて6点が並びます。
それにしても、神社にゴジラ、ちょっとしっくりきませんが…。
鳥取ゴジラ愛好会・森本良和会長:
「(鳥取と)ゴジラのご縁をつなげてくれているのが伊福部昭さんだと思っていますので、これはもうゴジラの聖地じゃないかと僕は思っています」
宇倍神社はゴジラの聖地…。
実は本殿から50メートルほどの裏山には「ゴジラ」のテーマを作曲した伊福部昭さんが眠ります。
伊福部さんは代々、宇倍神社の神職を務めていた伊福部家の子孫で本籍は鳥取県。
ゴジラと鳥取の深い関わりをファン以外にも知ってほしいと、ゆかりのある宇倍神社に提案。今回のコラボが実現しました。
鳥取ゴジラ愛好会・森本良和会長:
「まだ鳥取のみなさん、ゴジラの聖地となんてまだ思っていませんので、これがゴジラの聖地に向かうための第一歩。小さな一歩だけども僕にしてみたら大きな飛躍であるってね。そういう風に発展していったら楽しいなと思います」
ただならぬゴジラ愛から生まれたこの展示会は6月30日まで開かれています。