5月がスタートした中、山陰地方は各地で初夏の陽気となりました。
本格的な暑さを前に、夏用の軽装「クールビズ」が始まった職場もありました。

杉谷紡生記者:
午前8時半の鳥取県庁です。きょうからクールビズなんですが朝はまだ肌寒く、通勤してくる県職員はジャケットを着ている人が多いですね。

1日朝の鳥取市、最低気温は10.8℃で少し肌寒さを感じる朝となりました。

1日から「クールビズ」が始まった鳥取県庁、ジャケットを羽織って出勤する職員の姿も目立ちましたが…庁舎内では多くの職員が半そで姿に。
「クールビズ」スタイルで業務にあたっていました。

鳥取県では、国が呼びかけを始めた2005年に「クールビズ」を導入、担当業務に関連するものや県内のイベントなどのPRにつながるものであれば、キャラクターやロゴの入ったウェアの着用を認めています。
ということで、広報課では…大きな「T」の文字がプリントされた「T」シャツを着る職員も。
「クールビズ」でも、2025年3月末にオープンした「T」がシンボルの鳥取県立美術館をPRします。

鳥取県職員:
ネクタイが暑かったりするので、きょうはとても暑いので、すごく過ごしやすくて良いと思います。

ところで、この「クールビズ」、ビジネスの現場ではどこまでラフにして良いものか迷うケースもあります。
そこで、鳥取県は勤務中の職員の”身だしなみ”についてガイドラインを策定、1日から試験的に運用を始めました。
業務の内容に応じて3つの「ドレスコード」を設定。
例えば、外部の人と会わない場合にはノーネクタイにスニーカーといった軽装を年間を通じて認める一方、県主催の式典などでは出席者に、あらかじめふさわしい服装を知らせることにしています。

鳥取県職員:
服装選びも楽になりましたし、きょうはさわやかな気持ちで仕事出来るかなと思っています。

2025年に新卒で入庁した職員:
きょうはTシャツで、ラフな服で来ていいのかなというような規定が決まったところから楽になりました。より仕事がはかどるかなと思います。

鳥取県人事企画課・頼田慎課長:
若者、女性が働きやすい職場づくりということが大事なので、服装の柔軟化ということも大事だと思う。職員も気持ち良く仕事が出来ると思いますし、県民サービスの向上にもつながると思っている。

県は今後、職員や県民から意見を聞きながら必要に応じてガイドラインを改めることにしています。
鳥取県庁のクールビズは10月31日まで実施されます。

TSKさんいん中央テレビ
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