4月29日に島根県安来市の中海に不時着した小型飛行機が、1日午後に現場から撤去されました。
小型機の撤去作業は、1日午後3時ごろから行われ、引き上げられた機体は船で安来市の港まで運ばれました。
国による調査は1日も行われ、航空事故調査官が機体の状態や着地した現場の状況などを確認しました。
運輸安全委員会・日下順詞航空事故調査官:
これからやっと機体の調査ができることになる。きょうまで調査した外枠の全容部分と機体の個々の詳細の調査を進めていく予定。
これまでの調査で、小型機は中海沿岸の畑に一度着地したあと、中海まで進んで止まったことが分かりました。
運輸安全委員会は今後、陸揚げされた機体の状況を詳しく調べるほか、今も入院している2人の乗員の回復を待って話を聞き、原因解明を進める方針です。