島根大学の材料エネルギー学部の学部棟など新たな研究・教育拠点が完成し、4月21日記念式典が開かれました。地元企業とのタッグによる産学共創に期待が寄せられています。

21日、島根大学松江キャンパスにオープンしたのは材料エネルギー学部の学部棟と、材料科学分野の研究施設「産学協創インキュベーションセンター」です。

おととし島根大学初の工学系学部として誕生した材料エネルギー学部は、金属や化学分野の素材の開発・利用について学んでいますが、これまではキャンパス内に専用の学部棟がなく共用スペースを間借りするなどしていました。

島根大学先端マテリアル研究機構・三浦英生機構長:
「ここに順次様々な制御化に関する計測機器が入ってきます」

新学部棟には実験室や研究室をはじめ地元企業と大学の連携を促進するための共用スペースが整備されています。

一方、「産学協創インキュベーションセンター」は新素材・新材料の開発や製品化に取り組むための設備や機能が整備されています。
材料強度や化学合成など各分野の専門教員9人からなるプロジェクトチームが中心となり、素材の設計から開発、試作や評価まで一貫して行ないます。

島根大学先端マテリアル研究機構・三浦英生機構長:
「本当に日本でこんなことができるの地方の大学でこんなことができるのという事がもう目の前に来ています。是非自分の夢の実現、地域に貢献したい、島根県に貢献したいという夢の実現を含めて大学を活用していただきたい」

島根大学では今後、これらの施設を活かし島根発、世界に向けた「もの創りの中核拠点」を目指していくとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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