福井市内で14日夕方、小学生が車にはねられて意識不明の重体となった事故を受け、警察や地域住民らが現場を点検し、大人も含めた交通ルールの徹底など再発防止策を話し合いました。
   
警察によりますと、14日午後4時25分頃、福井市学園1丁目の県道で小学3年生の児童が石川県の男が運転するワゴン車にはねられる事故があり、児童が意識不明の重体となりました。
 
事故現場は見通しのいい直線道路で、小学校や公民館に面した交通量が多い県道です。児童は道路を歩いて横断しようとしてはねられました。児童がはねられた場所から100メートルほど先には信号機がある横断歩道がありました。
 
警察官とともに現場を確認した見守り活動を行う住民は「大人が平気で渡るので、子供は当然見ている。多分真似をしたのではないか。横断歩道を使うという教育を徹底しなければならない」「せめてこの区間は学校があるということを知らせるペインティングが必要」など、大人も含め、改めて道路を横断する際は横断歩道を使うことを徹底することや、運転手に注意を促す表示を付けるといった意見が出されました。
 
警察では、意見を踏まえ対策を講じたいとしています。

福井テレビ
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