大野市に、エネルギー効率が高い設備を備えた消費エネルギー「実質ゼロ」という銀行の支店が誕生しました。
エネルギー効率を高めた大野支店を移転オープンさせたのは北陸銀行です。
21日は地元の園児たちの踊りでセレモニーの幕が開け、北陸銀行の中澤宏頭取や石山志保市長らが出席し、テープカットをしてオープンを祝いました。
開設から100年目を迎えた北陸銀行大野支店、前の店舗の老朽化によりテナント店舗という形で新築されました。
越前大野城や星空などがあしらわれた新しい店舗は、環境にやさしい建物「ZEB」として認証を受けています。
外壁などを高断熱化し、効率の高い省エネ設備を設置するなどして消費するエネルギーを削減、さらに太陽光発電で電力をつくり出すことで消費エネルギーを実質ゼロにする、ゼロエネルギービルディング「ZEB」の建物です。
北陸銀行としては敦賀支店に続いて2例目、奥越地域では初の「ZEB」認証の建物となります。
北陸銀行大野支店の中野知育支店長は「(脱炭素は)大野市として掲げている話題なので、この店舗を機にZEB化ができるということを皆さんに広げていきたい」と話しています。
また、災害時にも事業を継続できるよう太陽光発電と連携した蓄電池などが設置されています。