4月18日、岩手県は奥州保健所管内の高齢者施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
入所者と職員合わせて27人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、4月15日に奥州保健所管内の高齢者施設(入所者48人・職員57人)から複数の入所者と職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、4月7日から4月17日にかけて、利用者19人と職員8人のあわせて27人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、症状のある6人からノロウイルスが検出された。
重傷者はおらず全員が回復に向かっているという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※奥州保健所管内は奥州市・金ケ崎町