連合鳥取は2025年の春闘の中間状況を発表しました。
賃上げ率、額ともに過去最高だった2024年をやや下回ったものの、鳥取県内では依然として高い水準が続いています。
連合鳥取・山口一樹会長:
回答・妥結については、少し昨年よりも下がっているという状態になっています。
連合鳥取のまとめによると、2025年の春闘で要求書を提出した県内65の組合のうち、妥結または回答があったのは57の組合で、組合員1人あたりの賃上げ率は平均で4.86%と、過去最高だった2024年を0.29ポイント下回りました。
また賃上げ額も平均で1万3248円と12024年を763円下回っています。
県内では、組合員300人以上の大企業で賃上げムードに息切れの傾向が見られる一方、中小企業は、賃上げ率、額ともに2024年を上回ったことから、連合鳥取は、全国的な人手不足を背景に賃上げの波が地方にもようやく届きつつあると分析しています。最終的な交渉の結果は7月末ごろ出そろう見通しです。