特殊詐欺でだまし取った金を不正に入手したキャッシュカードを使って引き出したとして逮捕されたベトナム国籍の26歳の男が、18日に送検されました。

ずらりと並べられた60枚を超えるキャッシュカードにスマートフォン、そして5000万円あまりの現金。
出雲警察署が18日に公開した容疑者の関係先からの押収品です。

窃盗の疑いで18日に送検されたのは、東京・江東区のベトナム国籍の26歳の男です。男は2024年11月30日から12月1日までの間に、不正に入手した他人名義のキャッシュカード46枚を使い、神奈川県横浜市内のコンビニエンスストアなどのATMから約2814万円を引き出したとして、窃盗の疑いが持たれています。

調べに対し男は、「出金したのは全部私です。詐欺のお金とは知らなかった」と容疑を一部否認しているということです。

男は、詐欺2件、窃盗6件に関与した疑いですでに3度逮捕、送検され、引き出した現金はあわせて8000万円以上に上るとみられます。

このうち島根県では、60代の男性と30代の男性があわせて約1200万円をだまし取られる被害にあっています。

出雲警察署・高野英二刑事第二課長:
昨今の詐欺事件では、多くが外国人名義の口座への振り込みというのがありますので、外国人名義の振込先となっているものには気を付けていただきたい。

警察は、男がキャッシュカードを入手した経緯などについて捜査を続けています。

TSKさんいん中央テレビ
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