地球の環境について考える4月22日の「アースデイ」に合わせて、鳥取県三朝町の三徳山で16日、地元の中学生も参加して修行の道を整備する「山護運動」が行われました。
三朝町の三徳山三佛寺の境内、中学生が土を詰め「土のう」を作っています。
Q重い?
参加した生徒:
重いですね。
Qいけそう?
参加した生徒:
頑張ります。
重さは、1つ約0.8キロ。1人が4袋以上を背負い、「日本一危険な国宝」とも呼ばれる「投入堂」につづく険しい道のりを進みます。
修行の道は雨風にさらされ、参拝者が足を踏み入れることでところどころダメージを受けていて、地元の人たちが「山護運動」と呼ばれる定期的な補修を行っています。
16日は、地球環境について考える4月22日の「アースデイ」に合わせて、初めてボランティアの参加が呼びかけられ、地元の中学生など約60人が参加しました。
道中は過酷そのもの。3キロ余りの土のうを背に登る足元がおぼつきません。
まさに”悪戦苦闘”です。
出発から約20分、全員、無事目的の場所にたどり着きました。
このあと、参加した中学生は座禅に挑戦。心も整えました。
参加した男子生徒:
すごく大変でした。観光客も来るし、役に立てて良かった。
参加した女子生徒:
宝を大切にすることはいいことだと思ったしみんなできれいにできたので良かった。こころもきれいになりました!
倉吉中央ロータリークラブ・穐近亮士会長:
まさに、体験してもらうのが一番だと思う。口で言っても、SNSで見ても、映像で見たとしても、体験することに限る。子どもも含め、我々も含め、残していきたい活動だと思う。
ボランティアを呼びかけた団体は、今後も「山護運動」を通じ、地元の宝を守っていきたいとしています。