カスタマーハラスメントいわゆる「カスハラ」への対策として、JRなど鉄道会社が共同で17日から防止啓発ポスターの掲出をはじめました。
坂西美香アナウンサー:
JR米子駅では、改札入ってすぐのところにカスハラ防止を呼びかけるポスターの掲出が始まっています。
JR各社や私鉄などの鉄道事業者が共同で作成したカスハラ防止を訴えるポスター。
JR米子駅をはじめ、全国の駅などで17日から掲出が始まりました。
“知らないうちにカスハラしていませんか?”
気づかぬうちに行ってしまうハラスメント行為をイラストで表現しています。
「暴力的な言動 言っておかなきゃエキサイト」
JR西日本によると、列車が遅延した時に、駅員に「早くしろ!」といった理不尽な暴言や暴力行為が過去にあったといいます。
「お話したくてついついロングタイム」
駅員に対して文句を言っている人物のイラスト。
JR西日本では、会社に無言電話が100回以上かかってきたこともあるといいます。
JR西日本・長谷川一明社長:
(鉄道は)朝早くから夜遅くまで、いろんな場面で人と接する事業。残念ながらカスハラというものに対してはしっかりと対応していく。
JR西日本では2024年に「カスハラ」への対応策を盛り込んだ基本方針を策定。
乗客から不当な言動や要求があった場合、商品やサービスの提供を中止するほか、悪質なものについては法的措置も含め厳しく対応するとしています。
ポスターにはこんな言葉が添えられています。
“皆さまの思いやりが、快適で安心な鉄道サービスを支えます”
快適な列車の旅には、“思いやり”の心が重要なのは言うまでもありません。