全国的に流行している「百日ぜき」について、4月13日までの1週間に岩手県内では20人の感染が新たに確認され、2025年の累計では90人となりました。
2018年以降最多を更新していて県が注意を呼びかけています。
県によりますと、4月7日から13日までの1週間に県内で確認された百日ぜきの新規患者数は20人でした。
盛岡市内の学校で集団感染が確認されたこともあり前の週を3人上回っています。
2025年に入ってからの患者の累計は90人で、全数把握が始まった2018年以降の最多を更新しています。
百日ぜきはせきが長引くのが特徴で、子どもを中心に感染し乳児がかかった場合は重症化して死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、4月6日までの1週間では全国の患者は722人に上り2018年以降最多となっています。
県ではせきが出る場合のマスク着用や、換気、手洗いといった対策を呼びかけています。