鳥取県米子市のデパートで、全国のうまいものを集めた物産展が、4月16日から始まりました。山陰のデパートでもたびたび開催されるこうした物産展、客だけでなく、売る側にとっても実は一大イベントです。

炭火でじっくり焼かれた鰻のかば焼きに、いかめし。
米子市の米子天満屋で始まった「全国うまいもの大会」です。
北海道から沖縄まで、全国32社自慢の「うまいもの」が集まりました。
米子では初出店となったのが宮城県・蓮臺寺の「だんごっこ」。仙台名物「ずんだ」をふんだんに使った団子に、この寺でしか買うことができないまんじゅうなどが並びます。

「蓮臺寺だんごっこ」の担当者:
行列の出来るお寺です。お団子を広めたくて来ました。お客さんでわざわざ仙台に来た時にお店に来てくれる人もいました。

また、“食い倒れの街”大阪からも…。
タレがしっかり染みた豚の角煮や大根など…見ているだけで食欲がそそられます。

村上遥アナウンサー:
柔らかくてトロトロ、たれがしっかり染みていて、旨味もしっかり味わえます。

出店者の中には、店舗ではほとんど営業せず、全国のデパートなどで開かれる物産展に軸足を置く業者もいました。

岡山県の業者:
43年間この仕事をしています。僕が行く店3店ほどがなくなった。頑張って良いものを作って、喜んでもらえるようにしていたら来てくれる。

デパートの苦境が分かります。松江市の一畑百貨店が閉店して1年余り。米子天満屋では、こうした物産展でも島根県からの来店客が増えたと実感しています。

米子しんまち天満屋・瀬島周治さん:
物産展をきっかけに、ほかに開催しているイベントや天満屋の商品を知っていただいて、足を運んでいただければと考えています。

今後もこうしたイベントなどで島根からの来店客を取り込みたいと意気込みます。
米子しんまち天満屋の「全国うまいもの大会」は、一部店を入れ替えながら4月21日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
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