国民民主党がことし夏に予定されている、参議院議員選挙の兵庫選挙区に、独自候補を擁立する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。

国民民主党は当初、前の明石市長・泉房穂さんを支援する方向で調整していたが、立候補を表明した記者会見での発言を巡って、方針を見直した形。

国民民主・玉木代表 泉前明石市長
国民民主・玉木代表 泉前明石市長
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関係者によると、国民民主党は参議院選挙の兵庫選挙区の候補者として、経済産業省の元官僚で、現在は監査法人で働く40代の女性を擁立する方針を固めたということだ。

国民民主党は当初、前の明石市長で無所属での立候補を表明した泉房穂さん(61)を支援する方向で調整を進めていた。

しかし泉さんは先月24日に開いた、立候補を表明する記者会見で、無所属で立候補する理由として「魅力的な政党がないから」などと発言。

これを受けて、国民民主党の玉木雄一郎代表は先月28日SNSに「先日の記者会見を拝見し、あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだった」と投稿し、推薦の検討を取りやめることを明らかにし、独自候補の選定に入っていた。

兵庫選挙区には、泉氏のほか、自民党の現職・加田裕之氏(54)公明党の現職・高橋光男氏(48)参政党の新人・藤原誠也氏(36)が立候補を表明していて、維新も擁立を調整している。

他に立候補を表明している3人
他に立候補を表明している3人
関西テレビ
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