ラーメン店オーナーの女性が同じタイミングで相次ぎ被害に遭った。白い車に広範囲にわたり赤スプレーで落書きがされており、新規オープンのラーメン店では券売機の鍵穴などに接着剤を流し込まれ、さらに現金約13万円が盗まれていた。損失は合わせて100万円以上にのぼるといい、警視庁が捜査している。
白い車に“赤スプレー”で落書き
悪質な嫌がらせを受けた車の写真。

白い車の運転席側から助手席側まで、スプレーで描かれたとみられる赤いラインが伸びている。
被害に遭った女性に、当時の状況を聞いた。

被害女性:
4月13日の朝8時半くらいに、お店に行こうと思ったら車がこういう状態だった。(近隣の住民からは)「夜中の1時に見た時にはなかった」と。違う近所の方は「6時には(落書きが)あったよ」と。
(Q.発見したときの心境は?)「えっ!?」って、頭の中真っ白で…。

しかし、この日は女性がオーナーを務めるラーメン店が新規オープンする日だったため、車をそのままにして店に向かう。
すると店でも、驚くべき事態が起きていた。
券売機の鍵穴などに接着剤…計100万円以上損失
被害女性:
ここに接着剤を入れられてしまい、鍵がもう使い物にならなくなった…。

前日、異変のなかった券売機の鍵穴などに接着剤を流し込まれていたという。

さらに、店内にしまっていた現金約13万円がなくなっていたというのだ。

女性は、店に何者かが侵入した可能性があるとして、この日の営業を途中で切り上げ、仕込んでいたスープや材料など全て廃棄した。
店は現在休業中で、再開には1~2週間かかるとしている。

被害女性:
テナント費・従業員の方の給料だったり、廃棄した材料にしても、車だったりとかで全部で100万円以上は損失は出ている。

車への悪質な嫌がらせと同じタイミングで起きたこの事件。
警視庁は店の被害について、窃盗事件として捜査。女性は車の被害についても相談しているということだ。
(「イット!」4月15日放送より)